2013年11月01日

学力テストの成績公表

学力テスト 競い合い学ぶこと大切だ
http://sankei.jp.msn.com/life/news/131028/edc13102803090000-n1.htm

「授業内容が身についているか基本的な学力をみるのがテストのねらいであり、心配は杞憂(きゆう)ではないか。学校別の成績を独自に公表している自治体で序列化などは起きていないという。

 むしろ競争を一律に「悪い」と決めつけて切磋琢磨(せっさたくま)を怠り、公教育への不信を募らせたことにこそ問題がある。子供たちの学力低下を招いた結果が、学力テストの再開に至ったのではなかったか。」

狭い範囲で「起こっていない」から規模を拡大しても「起こらない」ものでしょうか?
学力テストの結果を公表する学校が増えれば、当然序列化は起こるでしょう。その序列化によって、子供を行かせたい学校というものが明確になるでしょう。しかし小学校も中学校も学区制があるため、引っ越す、校区内の親戚を頼るなどが行われますが、序列化が始まると学区制への反発が大きくなってくると思われます。学区制が緩和されると余計に序列化は進むでしょう。

その序列化が現状の学力や所得格差や教師の格差を表してしまうことに問題があります。現状のみを反映した序列化によって今後数年から十数年、その学校は序列化されてしまうかもしれないからです。

競争がいい悪いという話ではありません。競争すれば学力があがるということでもありません。

子どもたちにとってどこに課題があるのかを明確にするための学力テストは必要です。

最も大切なのは、学校が学力その他についての現状をしっかり分析し、それを保護者に公に伝える機会を作り、学校経営の方針を理解してもらうことです。それに加えて子供たちひとりひとりの学力、体力、人格形成の現状を保護者と話し合うことだと思います。



Posted by tetsu at 16:32│Comments(0)
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