2010年08月21日

たまには親も「語って」みては

例えば、歴史で親が興味のある時代について、子どもも興味を持ってくれることってありませんか?

私は戦国時代と幕末に興味があり、学校の歴史の勉強はちぃーっともしませんでしたが、その時代の小説を片っ端から読みました。(司馬遼太郎や津本陽が多かったですね)

小説ですから脚色もあるでしょうが、人物に絞って歴史を読むというのも楽しいものです。ある小説では悪や敵のような人物でも、別の視点からみると色々な事情や物語があったりします。人物についてまた別の解釈ができるのですね。

これは授業ではなかなかできないことで(やってくれる先生もいますが)、こうすることで歴史を多面的に考えることができるし、また真実とは一つではないかもしれない、伝えられている通りではないかもしれないという疑問が生まれます。

その歴史上の事件の奥に何があったのか?時代背景には何があったのか?その人にはどんな思いがあったのか?それを考えるということは人間的な広がりにもつながるかもしれません。

しかし、それで試験の成績がよかったかというと、私は残念ながらそうではありませんでした。歴史の一部分だけ詳しくても学校の成績が上がるとは限りませんからね。

小説を読むだけではなく、勉強は必要です。歴史であればその時代を俯瞰する知識は必要ですから。そしてそれがあると余計に小説も楽しめるようになるのですから。

テレビ番組などで好きな時代のクイズ番組や大河ドラマがあると、知っていることを「語って」しまいます。こういう見方もできるんだよ、こんなエピソードもあるんだよ、と。

これで子どもの成績が上がるとは言えませんが、興味を持って、楽しんで勉強してくれればと思います。(自分が「語る」ことについての正当化ではないかと言われればそれまでですが・・・)




Posted by tetsu at 17:26│Comments(0)
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