2010年09月10日

この教え方でいいのだろうか?

家に帰ると、子どもが泣いていました。
算数の問題がわからないと。見てみるとかけ算でした。

かけ算の授業で、先生の話が速くて追いつけなかったのだそうです。
それで問題のやり方がわからなくなり、間違っていました。(よく聞いていなかった方が強いような気がしますが)

どうやっていたのかを見ると、3×7の問題で○を3つ書いてひとまとめにし、それを7つ書き、全部を足していました。(いや実はよく考えたなと思いました)

しかし問題がいくつもあって、その方法では時間が足りなかったのです。
九九を覚えることが必要だったのですね。それをわからせようとする授業だったのかもしれません。

答えも書けず、問題も最後までできずに落ち込んでいる子どもに、まず「考え方は合っているよ」と教えました。かけ算は何個の固まりを何回足すかですものね。

そして「でもその方法では時間がかかってしまうでしょ。もっと簡単にできるようになる方法があるんだ。それが九九を覚えることなんだよ」と言いました。
これで九九を覚えることが大切(便利)と少しはわかってくれたでしょうか?ちょっと気分がよくなり、落ち着いたようなので、こんどは九九の暗記です。

ここで得意のiPhone登場です。
ちょうどiPhoneに九九の練習アプリを入れていたのでそれを使いました。
このアプリは単純に九九を読み上げてくれるのです。

子どもに何度もそれを聞かせ、最初はクイズのように答えだけを言えるようにしました。
次に九九をiPhoneの読み上げと一緒に言えるようにして、最後はiPhoneの音声なしで自分で言えるように練習しました。
そうしているうちに、「2のだん」はなんとか覚えたようです。これを「3のだん」「5のだん」と続けます。
でもあんまり一度にやると興味を失うこともあるので、「じゃあまた明日ね。でもiPhoneで九九したかったらしててもいいよ」ということでおしまいにしました。(自分で少しやっているようでした)

「2のだん」と「3のだん」、「5のだん」は2ずつ増える、3ずつ増える、5ずつ増えるので覚えるのも簡単な「だん」です。でもそれを強調してしまうと簡単な「だん」のうちは、2,4,6,8と数えてしまいます。
今はとにかく「九九を覚えなければならないと思うこと」ことを優先しています。

さて、今回はiPhoneという小道具を使いながらなんとか九九に興味を持たせることができたと思いますが、ちょっと不安になりました。こんな教え方でいいのでしょうか? これは学校での教え方と同じでしょうか?

親の教え方と、学校や塾での教え方が違っているとこどもが混乱してしまことにもなりかねません。また先生の教え方が分からないので、親が教えようとするときに躊躇することもあります。特に新しい単元の時は、方針なり教え方なりを学級通信などで簡単に連絡してくれればいいなと思う時がありますね。



Posted by tetsu at 17:58│Comments(0)
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