2010年09月15日

メディアリテラシーが重要な時代

昨日、民主党の代表選挙が行われましたが、通常の選挙と違って異様な感じでした。特にマスメディアの問題が浮き彫りになったような気がします。

ジャーナリズムとは本来、権力を監視するという役割を持っていて、その役割は通常、新聞やTVや雑誌というマスメディアが担っていました。しかしこの選挙でのマスメディアは反小沢報道が多く、中には感情的な評論家、キャスターもいて非常に偏った印象でした。(ちなみに、私は特に小沢さんの支持者でもありませんし、民主党員でもありません)

私たちが毎日、情報に触れるのはTVや新聞というマスメディアです。そこから多くの情報を取り込んでいます。そのマスメディアの報道が偏っていたら自然と偏った認識を持つようになりかねません。

仮に、その偏った報道が意図的に行われたら、こんな怖いことはありません。一種の洗脳であり、簡単に世論操作ができてしまいます。

このような状況の中でどうすれば正確に情報をとらえることができるのかということを考えると、情報収集手段としてTV・新聞の他にインターネットも必要になります。
もちろんインターネットの情報が全て正確というわけではなく、マスメディア以上に玉石混交です。マスメディア以上に偏った発言をする人がいますし、誹謗中傷もあります。

しかし、今の状況ではマスメディアだけではなく、多くの情報の中から必要な情報を選び出し、考え、自分の意見を持たねばならないのではないでしょうか。

そして、親が批判する精神、何かおかしいと思う心と頭のバランスというものを持たずにいると、素直で社会経験の少ない子どもたちは偏向したマスメディアでの報道を信じてしまいます。そして世界を一面だけでしか見ることができなくなってしまいます。

世界には多くの意見があり、多くの人のそれぞれの立場があり、事情があるのです。複雑化する時代においては、多くの情報の中から見分け、情報を選択する力「メディアリテラシー」が益々大切になってきているのではないかと思います。



Posted by tetsu at 17:41│Comments(0)
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