2010年11月11日

貸す?貸さない?

子どもからある程度金額の高いものを自分の友人に貸してもよいかと尋ねられました。
それは数世代前のiPodで、下の子にあげたまま下の子もあまり使っていないものでした。
どう返事します?

私は貸してはダメと言いました。
理由は
「今は下の子のものであること」
「古いとは言え、ある程度高額なものを貸し借りするべきではないと思うこと」

実を言うと、どこからが「高額」なのかという基準は自分でも曖昧です。
そのこともあってか、子どもはいまひとつ納得した様子はありませんでした。
曰く、「使ってないからいいじゃん」

しかし、iPodのようなパーソナルな機器は使い始めると、自分の好きな曲を入れ、自分専用のものになって行きます。そして自分で新しいものを買うまで手放せなくなってしまいます。その時に返して欲しいと言うと、友達との間でトラブルになりかねません。
このようなものを貸すときは「簡単には返ってこないと覚悟すること」が必要です。

この問題は子どもと友だちの関係を長期的に考えるか、短期的に考えるかの問題なのかもしれません。
「今」貸して良好な関係を作るか、貸さないでトラブルを避けるか。

もちろんトラブルになるとは限りませんし、「今」貸さないことで関係が悪くなるのかもしれません。
子どもも友だちに親切で「うちに余ってるiPodあるから貸してあげるよ。楽しいよ」と言ったのかもしれません。
しかし、貸してくれないからと言って関係が悪くなるのなら、そんな関係は必要ないとも思います。

そして、これが逆の立場になったらどうでしょう。自分の子どもが友だちから「ある程度高額なものを借りてきた、長期的に使ってる」となると気になりますよね。壊したときのこととか、お礼とか考えてしまいます。
(そんなこと気にならないという親が増えているような気もしますが)

さて、貸しますか?貸しませんか?



Posted by tetsu at 16:04│Comments(0)
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